「書くネタ無い」と思ったら思い出を掘り起こそう。そんな気持ちで一曲入魂レビューとまいります。
わかる人にもよくわからない、をモットーに頑張りたいとおもいます。

聖飢魔II - EARTH EATER -

作詞:デーモン小暮 作曲:エース清水 編曲: 聖飢魔II

爆発しそうなマグマ 一気に飲みほし叫べ
Hungry!It's Sign of Earth Eater
Hungry!It's Sign of Earth Eater
夜な夜なざわめく亡者 わしづかみにして喰え

OH 大地をはいずる物怪が
舌なめずりしてJust Screaming Now

すべてを吐き出す天使 とろ火で煮詰めてわめけ
Wanna try!The Swarm of Earth Eater
Wanna try!The Swarm of Earth Eater
生まれたばかりの夢を はらわたに詰めて砕け

OH 歪(ひず)んだ世界をまるかじり
根こそぎ引き裂き Just Storming Now

Crunch up all the landむさぼり喰え
Crunch up all the landしゃぶりつくせ

Eat up all things, and starve to death

OH 歪んだ世界をまるかじり
根こそぎ引き裂きJust Storming Now

Crunch up all the landむさぼり喰え
Crunch up all the land骨の髓まで
Crunch up all the land夢も希望も
Crunch up all the landしゃぶりつくせ
どうですかこのムアっとした悪魔臭。これぞデーモン節といえる詩の世界観。サージェントルーク篁三世参謀をセカンドギターとして迎え、現最終構成メンバーとなった記念すべき4番目の大教典『BIG TIME CHANGES』に収録されている楽曲。それが『EARTH EATER』です。なんと26年前の楽曲です。ちょっと若手の後輩生まれてない。まじか。俺が9歳の時の曲かよ。やな小学生だなオイ。

BIG TIME CHANGES
聖飢魔II
ソニーレコード
1987-11-21



0:20〜

音楽好き非信者に聖飢魔IIを聴かせた時「あれ?聖飢魔IIって演奏めっちゃうまくね・・・?」という反応が返ってくるのは、ゼノン石川和尚(Ba.)の存在によるところが大きいと思います。疾走感のあるベースラインとスタッカート気味にキレのあるチョッパー、まさに和尚の真骨頂というべきイントロ。少しでも楽器をかじった人間なら必ず「弾いてみたい!!」思わせてしまう名フレーズですね。コミックバンドと侮った人は、まずこのイントロで目を覚ましましょう。
このフレーズはライデン湯沢殿下とのフュージョンユニット『RX』での教則ビデオでも課題曲として登場します。

記事タイトルの理由はこれ。初めて買ったドラム教則本の課題曲はベッタベタの8ビートばっかり。基礎が大嫌いな僕は最初からかっこいい16ビートが叩きたかった。この曲に出会ってからは暗い部屋ずっとイントロばっかりを練習してました。いつか和尚のようなベーシストに出会う日を夢見て。

2:09〜

後の5枚目の大教典『THE OUTER MISSION(俺的最高傑作超絶名盤)』への進化を彷彿とさせるプログレッシブなブリッジ。そうだ、変拍子もこの曲で覚えた。
デーモン小暮閣下は聖飢魔IIの事を「ヘビーメタルバンドではない。」と断言しました。



たしかに、ここまで多種多様なバックボーンに支えられ、常に既成概念を打ち壊すことを良しとしているこのバンドを、クラシックな「ヘビメタ」という枠に嵌めて語るのは間違っています。
時にブラック・メタルで、時にパワー・メタルで、時に演歌で民謡。そんなバンドがプログレッシブ・メタルとしての側面を見せた所で驚くことがあるでしょうか。まあ当時小学生だった僕は驚きましたけど。
※実はここからプログレ熱が始まって、高嶋政伸の『STARLESS』に出会い、本家のキング・クリムゾンに戻った、というルートです。生まれる時代間違えると遠回りしすぎる。




2:51〜

エース清水長官らしいメロディアスなギター・ソロパート。泣きのエース/速弾きのルーク、という役割分担はこのアルバムから始まっていた気がします。エース長官のソロは情感たっぷりではあるのですが、聴きこむと理詰めで説得されているような錯覚に陥ります。システムエンジニアの彼女と別れ話する時はこんな感じでしょうか。よくわかんないですね。
そして、こういう泣けるクサいソロに、またこのテクニカルなリズム隊がよくからむんです。このコントラストが美しいですね。

そして今、こう思う

「そうだ、俺、聖飢魔IIになろう」って小学生に誓わせた罪深い楽曲です。後の人生を大きく狂わされた点については、「ま、相手は悪魔だし。」と受け入れることにしました。これでスピッツとかMy Little Loverとかゴーバンズとかだったら、もうちょっとモテてたと思います。

よし、ネタに困ったら一曲レビューだ。がんばれオレ。